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譜を読む。

清々しい春の陽気に気持ちも明るくなる今日このごろ。

ご心配をおかけしております教室の電子ピアノですが、来週には修理が入り、直る見込みです。

今では製造していない型番なので、メーカーさんに部品の在庫がなければ手放さなくてはいけないところでしたが良かったです(^^ゞ

でもこの機会に、現在の電子ピアノは別室に移し、レッスン室には新しい電子ピアノを入れることにしました。

楽しみです。

また大切に使っていきたいと思っていますので宜しくお願いいたします。

さて、昨日の「ここママ」のレッスン。

発表会で弾く連弾曲の譜読みを一緒にしました。

音符の長さも正確に、指番号もしっかり守ります。

ここママもそうですが他の生徒さんみんな、譜読みが上手になったなぁと感じています。

「譜読みが速い」ではなくて「譜読みが上手!」というところがミソです(^^♪

『良い演奏、上手な演奏とは大前提として、楽譜がきちんと読めていること』だと以前、生徒の皆さんにお話したことがありますね。

「譜読み」というと、まず音の高低だけに気を取られてしまうことが多いですが、大事なのは何音符で書かれているか、です。

音符には、音符の長さに由来する性格があるからです。

きっかり正確な長さを守ることは当たり前。

同時に、音符の性格を感性を持って弾き分けることが大事です。

8分音符は地に足が付かず、駆け足のように軽く通過する性格。

4分音符はタン♩タン♩と地に足が付き、歩くような性格。

作曲家が、この音はこの音符で弾いて欲しい、と残してくれているのですね。

皆さん、音符、音価を意識して読むことが出来るようになってきました。

とても嬉しいことです。

しかしここからは弾き分ける技術です。

フレーズの最後が8分音符なら、音を止めずにふわりと抜きます。

「ふわり」には柔軟な手首運動が必要です。

4分音符なら、タン、と止める瞬間を聴かせなくてはいけません。

一瞬手の動きを止め、指先にもピタリとした感覚が必要です。

2分音符を伸ばしている間は、音楽がどちらに向かうのか、沈むのか、解放するのか、止めるのか・・・、緩やかな伸びを腕全体で感じる必要があります。

ここで気を付けて欲しいのは、柔軟な手首運動。

手首だけを意識するのではなく、手首から肘までの繋がりを意識してくださいね。

うふふ、続きはレッスンで(^_-)-☆

時々聞かれる「楽譜通りでつまらない演奏」という大暴言(^^;)

楽譜は素晴らしい音楽を示しています。

楽譜通りに弾かないから、つまらないのです。

よくよく楽譜を読み深めていくと、インクでは書かれていないことまで見えてくるはずです。

譜を読むとはそういうこと。

2~300年前に生きた作曲家と、会話が出来たような瞬間を感じることがあります。

この瞬間を味わいたくて、また新しい譜面と向き合うのですが、なかなか会話できない作曲家もいたりして・・・(T_T)

う~ん・・・、ピアノって難しいけどやっぱり楽しいですね(^^)/

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